彼女は無言だった。

『ねぇハニー、そろそろ返事、くれないかな』
『卑弥呼さん、駄目なんですか?』

彼女は答えない。答えられない。

何故なら、その二人の声が聞こえてきているのは電話からで。

『今日は仕事が休みなんだろう?』
『明日はすぐに終わりそうな仕事ですし…』

ザーザーという音。

彼女は今、シャワーを浴びていて、電話元にはいない。

『遊びに行こうよ、今から明日まで、ね?』
『明日はそれから遊びにいきましょう?』

さっぱりしてタオルを巻いた少女は、かかりっぱなしの携帯と固定電話をそれぞれ耳に当てた。

「お断り、よ」

ぷつっ、ツー、ツー、ツー

器用に二つを同時に切って、彼女は着替え始めた。

慣れって怖いなぁ、などと、本心ではないことを思いながら、彼女はご機嫌に鼻歌を歌っていた。




fin


■     □     ■


「Do more harm than good」 カルカ様から保健医屍のオマケとして
鏡→卑←屍が。
鏡→卑←屍が!!(落ち着け)

幸せすぎて泣きそう。。

カルカ様、本当にありがとうございました!!
これから宜しくお願い致します。



06.10.10