昼下がり。
休日であったオーベルシュタインは、自邸の庭で読書をしていた。
そして常人ならよくある事で、彼にしては極めて稀なことに、そのままうたた寝してしまった。

目を覚ました彼が見たものは、奇異なものが自分の上に乗っている情景。
奇異なもの。
帝国の至宝。双璧の片割れである金銀妖瞳が、面白そうにこちらを見ている。


「…何をしている」

「何をして欲しい?」

「どいて欲しい」

「断る」

低い美声が、近い。
しかし、オーベルシュタインの瞳には変わらず温度ない。

「と、言いたい所だが。こちらの要求を飲んでくれたら、卿の望みを叶えよう。俺の望みと卿の望み一つずつで、対等な取引だろう?」

「時間の無駄だ。さっさと言え」

彼の明晰な頭脳は、あまりにも稚拙な論理の指摘を口にするのを拒んだ。
それこそ時間の無駄だったから。

目の前の美丈夫は、金銀妖瞳を細めた。
女ならそれだけで、グっとくるであろう色気のある視線。

「キスしろよ。俺に」

オーベルシュタインの行動は素早かった。
ロイエンタールの首を掴んで目も閉じぬまま、唇に触れる。
すぐに触れた唇は、離れるのも早い。

「これで文句は無かろう」

「大いにあるさ」

時間が短い。技術が足りない。目も閉じない。

「愛が無い」

言いながら、今度は金銀妖瞳から口付ける。
手馴れた仕草。巧みに絡む舌。
唾液が流れ、息を継ぐ間の無い激しいキスの合間にオーベルシュタインは反論する。

――それは

「卿が言えた筋ではない」





End 


  





まさしく駄文。
高校の時に書いたの発見隊。
オーベルー!オーベルーー!!大好きだ!!
あーまたDVD見たくなってきた。。。参謀長LOVE