::KUROUDO美容室::






 

「そろそろ髪を切りたいんだけど、美容室って煩わしくて嫌いなのよね。話しかけてくるし」

 

「では、私が切りましょうか?」

 

「えっ?」

 

「任せてください。これでも手先は少しばかり器用ですよvv」

 

戸惑っているうちに、赤屍はてきぱきと支度を進める

 

「こちらを着てください。私が着ていたもので恐縮ですが。そのままだと服に髪がついてしまいますから」

 

白衣だった。

 

(・・・こいつって本当に医者だったんだ)

 

「では、始めましょうかvv」

 

「頼むわ・・・(状況に流されたけど大丈夫かしら・・・)

 

「はいv」

 

・・・・・・・・。

髪は順調に切られていく。


「(・・・・・・うん?)」

 

違和感。

 

「(なんだろう・・・?)」

 

その時。


顔の横に赤屍の腕を感じた。

 

赤屍の両腕に、後ろから頭を挟みこまれるような体勢になる。

 

「!!」

 

左右の髪の毛の長さを、確認する赤屍。

 

「ふむ、これくらいですか。おや・・・どうしました卑弥呼さん?」

 

「なっ、なんでもないわ!!(言えない。絶対言えない・・・抱きしめられるかと思ったなんて・・・!言えない口が裂けても・・・!!(赤面))

 


・・・数刻後。

「はい。これで終わりましたよv如何ですか?」

 

「・・・・・・・・」


上手い。


さすが、だてに黒と白の服しか着ないわけじゃない。(関係あるのか)



「・・・・・・・ちょっと待って。あんた鋏何処にやったの?」

 

「ああ、それは・・・」

 

やっと気づく。

 

違和感は鋏の音がしなかったこと。

 

「・・・あんた、さてはメスで切ってたわね?」

 

「ええ。手馴れた得物の方が切りやすいのでvv」

 

「・・・へぇ。そう。まかり間違ってあんたのメスが私の首に刺さるとか考えなかったのね。・・・ああ私、良いこと思いついたわ(ニヤリ)」

 

「なんですか?」

 

「今度はあたしが、あんたのその長い髪切ってあげるわ。あたしの使い慣れた得物、火炎香で。って逃げるんじゃないわよ!屍ぇぇぇぇ!!!」



                     



逃げた訳ではありませんよ。もっと楽しく遊べる場所に移動しただけですv」