GB*運び屋トリオ


「あんたと馬車さんって仲良いのね」

赤屍と馬車が自分の知らないところで(しかも私用で)出掛けたと聞いて
卑弥呼はムスっとする。

「焼き餅ですか?」

否定はしない。この感情は確かにそれに近い。

「いつもそうなのよね。三人で組んでも他の二人が仲良くなって」

タブらせるのは遠い過去の記憶だ。
大好きな肉親も、生意気サングラスもしばしば卑弥呼を置いてどこかに出掛けていた。

「面白味の無い女で悪かったわね」

いっそ男に生まれてくれば良かったと、
あの頃から何度思ったか数え切れない。

くさっている少女に、クスクスと男が笑う。


「私と馬車さんは、貴方へのプレゼントを決めに行ったのですよ。
レディポイズン」



差し出されたリボン付きの小箱に、卑弥呼は顔を赤くして俯いた。



『トリオ』