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「あんたの帽子ってさぁ…伸びてない?」 「はい。」 「…帽子って伸びるもんなの?」 「そうですよ」 「いや、違うでしょ」 「クス。そうですね。普通は無いでしょうね」 「…じゃあ、なんであんたのだけ?」 「私に不可能はないからです。」 「…………」 「というのは冗談ですが」 「(…あんたのその発言が冗談よ)…じゃあなんでよ?」 「知りたいんですね?」 「まぁね」 「本当に?」 「さっさと言いなさいよ!」 「…………後悔はしませんね?」 「(……それはちょっと自信が…)」 「実は…」 「この帽子は私の血で出来てましてね。私の気分ひとつで伸縮するんですよv機嫌が良い時は短く。人との接触を避けたい時は長く。そうそう、ここだけの話。血が足りなくなってピンチの時はこの帽子を投げてですね、ブラッディ・ハッ…おや卑弥呼さん?」 卑弥呼は逃走していた 遠くから「キモーイ」という声が聞こえる。 「…だから言いたくなかったんですよ」 Drジャッカルはしょんぼり背中を丸めた。
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